坐禅の大きな目的は、
ものごとの真実のすがた、あり方を見極めて、
これに正しく対応していく心のはたらきを調えることです。
そのためには、物事の表面の姿、形に執らわれて、好き嫌い、善し悪しの心の動きがあってはできません。
このように、環境の事象にとらわれることなく、
真実の在り方を見極め、対処して行くことを解脱と言います。
釈尊が坐禅によって「世の中のすべての存在は仏の姿、さとりとしてあらわれている」という悟りをお開きになったことから、
坐禅は仏教に入る正門とも言えます。
髙乘寺の坐禅会では、坐禅を通じてこうした仏様の教えを体感することができます。
普段では味わうことのできない、
静かで研ぎ澄まされた空気に触れてみてください。